映画「ゆるキャン△」を見てきたので感想です!
神アニメだったアニメ版の雰囲気を継承しつつも、大人になったなでしこ達ならではの要素も加わりとてもいい映画だと思いました。
ネタバレなしでいきます!
劇場版の設定について
まずは劇場版の設定から、、
舞台はアニメ版から少し未来の話です。
大人になったなでしこ達は就職しそれぞれの社会人生活を営んでいます。
志摩リン名古屋で出版社に勤務しているが、ある日突然大垣千秋からメッセージが
「今、名古屋にいるんだが」
山梨の観光推進機構に勤める千明が、数年前に閉鎖された施設の再開発計画を担当していることを聞いた志摩リンは、、、
「キャンプ場にでもすればいいじゃん」
野クルの面々が再び集い、キャンプ場開発に乗り出していくストーリーです。
他の野クルの面々はそれぞれ↓のような仕事をしています。
東京のアウトドア店で働く各務原なでしこ、
映画「ゆるキャン△」公式サイト
地元・山梨の小学校教師となった犬山あおい、
横浜のトリミングサロンで働く斉藤恵那。
職種的にも地理的にも見事にバラバラ、、
高校時代の雰囲気を残しつつもリアルな大人になったなでしこ達
大人になったなでしこ達の何がいいかというと、、、
高校の雰囲気を残しつつも微妙にリアルな大人になっていることです
大人っぽい雰囲気にモデルチェンジ!!
高校時代の雰囲気を残しつつもしっかり大人な雰囲気にモデルチェンジしています。
それぞれがちょっとずつ違う方向性で、でも大人っぽくてドキドキします。

←大人になったなでしこです。
個人的にはなでしこの変わり方が一番好きです!!
高校時代の天真爛漫な雰囲気を残しつつも落ち着いた雰囲気がプラスされています。
アウトドアショップで働いて、私服も部屋の小物もがっつりアウトドアアイテムだらけ、、
クロスバイク通勤のかっこいい女性になっています。
「女に生まれ変わるならこうなりたい」像
もちろん、なでしこ以外の面々も素敵な大人になっています。
可愛いだけじゃないリアルな大人
理想の大人に見えつつも、ちゃんとリアルな大人の側面をもっていることもポイントです!
リアルポイント① 微妙に疎遠になっている
まずは先にも触れましたが、各メンバーの現在の居住地と職業、見事にバラバラです。
その影響か野クルの面々も最近は若干疎遠になっていた様子です。
高校時代仲が良くても
大学で別々の都道府県に進学すると疎遠になってしまうっていうのは
現実世界でもよくあることですね
アニメの住人まで同じことになっているのは逆にちょっと新鮮でした
リアルポイント② 仕事にちょっと疲弊している

←出版社に勤務する志摩りん
働きっぷりが一番詳細に描写されるのは志摩りんですが、、
・朝の満員電車で通勤したり、
・仕事で伸び悩んだり、
・夜遅く帰ってきて何もしないで寝ちゃったり
となかなかリアルな社会人っぷりです。
高校時代がゆるい生活送ってきただけに、イメージと違うこの落差には少しびっくりしました。
リアルな社会をものともしない
しかし、そんな社会のリアルさなんてものともせず
キャンプ場を作ろうという流れになってから面々のバイタリティは凄まじいです。
大人の現実にも負けずに大人版ゆるキャンに邁進していきます
山梨を飛び出して行ったり来たりのスケール感
志摩りんの職場&居住地は愛知県です。
それに対して開発するキャンプ場は山梨県。
しれっと週末を駆使してキャンプ場を作っていきますが、その度に移動する志摩りんの移動距離や、、
ちょっと行ってくるくらいの感覚で愛知県と山梨県を行ったり来たりします。
高校時代から原付で浜松や伊豆まで行っていたことを思うと順当な進化とも言えますが、、
さらにスケールアップしています。
そして志摩りんほどではないですが、ほかのメンバーも愛車を駆って移動しまくり。
野クルの初キャンプではカートを引きながら延々歩いたことや
その後のキャンプでも足がなくて先生の車に乗せてもらっていたこと
これらを考えると感慨深い気持ちになってきます。
キャンプ場づくりという途方もない道のり
本映画のテーマになっていて、さらっとやることになってますが、、、
キャンプ場づくりって本来むちゃくちゃ大変なことですよね、
劇中でも、まずは草を抜くところからやろう!ってどんだけ先が長いんだという感じです。
ネタバレになってしまうのであまり詳細は書きませんが、それは無理だろってタスクが満載です
そんな壁をものともしないなでしこ達に元気がもらえる
こんなにも大きなスケールのものを、なんとなでしこ達は週末を利用して進めていきます!
それも死にそうになりながらやるというのでもなく、
あくまで自分たちの好きなことに夢中になるって言った感じで楽しそうに進めていきます
大人になると仕事やら何やらで、やりたい趣味の時間も活力も段々なくなっていく
そんなことってよくあることかと思います。
ただ、なでしこ達はこれを見事に乗り越えていきます。
ただアニメの世界に憧れるだけじゃない。
自分も何かやってみたらできるかもしれない
そんな元気がもらえました。
何度も聞き返したくなる主題歌
劇場版OP 亜咲花さんの「Sun Is Coming Up」
この曲が個人的にはかなり好きでした。
亜咲花さんはアニメ版でも主題歌を担当されていて元からいい曲ばかりなのですが
今回は特に好きです。
サビまでのメロディは1期2期といったこれまでの主題歌と同じくかわいいテンポですが
サビからは春や夏を連想するような爽やかな曲風です。
1期2期のOPも曲もかなり好きですが、
放送時期の関係もあり少し冬っぽいイメージがある曲です。
同じ雰囲気を持ちつつも今回は春や夏のような曲
前述した「なでしこ達に元気をもらえる」ことも相まって
聞くたびに新しく何かを始める勇気をもらえるような曲です。
映画見ている途中もいいなと思いましたが、見終わってからも何回も聞いています。
これで年間通して、その時期にあったゆるキャンの曲を聴くこともできました!
こちらからシングルの購入もできます。

Sun Is Coming Up (ゆるキャン△盤) [ 亜咲花 ]
2022/10現在、Amazon Music unlimitedでも聴けるので私はそちらで聞いています
まとめ
今までのゆるキャンは
「高校時代に戻れたらこんな青春してみたい」
と、今の自分にはない理想(ギャップ)をもって人を惹きつけていたと思います。
ただ、今回の映画からは
「大人になってからも色々なことができる」
と、理想的ななでしこ達の姿を見せつつも現在の自分たちにもエールを与える映画だったと思います。
ただの視聴者だった自分たちが主人公になれるかもしれない
そんな可能性を秘めている映画かと思います。
社会人になり、色々な物を諦めかけている大人の自分は大いに勇気づけられました。
とてもおすすめの映画なので、みなさんもぜひ視聴してみてください!
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