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景気敏感株とディフェンシブ株って何?? – セクター紹介

景気敏感株ディフェンシブ株という言葉を知っていますか?
経済ニュースなどで株価の話題で耳にすることもあるかと思います。

全然知らない!という人
なんとなく知ってるけど、細かくは知らない!、という人

この記事を読めば「人に説明できる」ようになります!

  • 景気敏感株/ディフェンシブ株って何??
  • 代表的な景気敏感株/ディフェンシブ株は何?
  • 景気敏感株/ディフェンシブ株を知っていると株式投資に有利なこと
ぽも
ぽも

景気敏感株/ディフェンシブ株の特徴を押さえておくことで、よりリスク分散ができて
安定したポートフォリオを築くことができるぽも

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景気敏感株/ディフェンシブ株とは?

株式市場に上場している銘柄の分類方法の1つです。

株式市場に上場している企業はその業態によってさまざまに分類されます。
銘柄分類はさまざまあり、代表的な分け方だと「小型株」「大型株」なども聞き覚えがあるかもしれません。

ディフェンシブ株/景気敏感株の特徴、代表的な銘柄などを説明します。

景気敏感株とは

景気敏感株とは、景気に連動して業績(株価)も変化しやすい銘柄群のことです。
シクリカル株とも言います。

含まれる銘柄の特徴

繊維、化学、紙パルプ、鉄鋼、非鉄金属、ゴム、ガラス土石、鉱業、石油石炭海運(物流)、卸売(仲介)の11セクターが該当します。

※セクターについて
プライム市場に上場している企業は大分類10項目、中分類33項目に分類されています(証券コード協議会)。
この分類のことをセクターといいます。
下記に分類の一覧のリンクを添付しておきましたので参考にしてください。
業種分類表 証券コード協議会

景気敏感株には下記のような特徴を持っている企業が多いです。

  • BtoBのビジネスモデルであること
  • 取り扱っている商品の金額が大きいこと

経済危機などで景気が悪くなると、企業は設備投資や仕入れを抑えるようになります。
それにより需要が落ち込み、受注も減少するため、BtoBの企業はより大きな影響を受けます。

また、商品の規模も景気敏感株になる理由の1つです。
生活必需品などの低価格な商品は景気の良しあしにかかわらず需要がありますが、
車や住宅など高価な商品の購入は控える人が多くなります。

景気敏感株の銘柄には必ずこの2つの条件が合致するわけではありませんが、
これらの特徴を内包している銘柄が多いです。

株式保有する上での特徴

下記のような特徴があります。

  • 短期間で大きな変動が出やすくハイリスク・ハイリターン
  • キャピタルゲインを得やすい

景気敏感株は短期間で大きな変動が出ることが特徴です。

市場全体が大きく変動するときに同じ値動きになりやすく、底値で買うことができれば大きなキャピタルゲイン(値上がり益)が期待できます。

ただし、反対に短期間で暴落するリスクもあります。

特に、景気敏感株の株価は景気に先立って変わるといわれており、景気はいいのに株価が下がっているというタイミングが訪れるため判断が難しいです。

これは、景気敏感株にはBtoBの企業が多く含まれ
他社のビジネスに必要とされる材料を提供している企業が多いことに由来します。

積極的な売買が行われていることからも、景気変動に対して高いアンテナを張っていないと
引き際を見極めることが難しい銘柄とも言えます。

したがって、ハイリスク・ハイリターンな銘柄とも言えます。

ディフェンシブ株とは

景気動向に株価が影響されにくい銘柄のことを言います。

含まれる銘柄の特徴

水産業や食糧品、医薬品、電気・ガス業、陸運業(電鉄)などの「生活必需品」を取り扱う企業が該当します。

ディフェンシブ株には下記のような特徴を持っている企業が多いです。

  • BtoCのビジネスモデルであること
  • 取り扱っている商品の金額が小さいこと

BtoCの必需品であれば景気動向には左右されず需要があります。
また、必需品ではなくとも、金額の小さい商品であれば
景気が悪くても、購買意欲が落ちないため景気の影響を受けにくいです。

ただし、ディフェンシブ株だからといって値動きは必ずしも小さいと断言はできません。
例えば医薬品は代表的なディフェンシブ銘柄ですが、コロナ禍では新薬期待から大幅な値動きとなりあたかも景気敏感株のように振舞いまいました。

景気敏感株/ディフェンシブ株双方に言えることですが、どちらに属するかは普遍的なものではないことに注意が必要です。

株式保有する上での特徴

  • 業績が安定している企業が多くローリスク・ローリターン
  • インカムゲイン(配当収入)が得やすい

ディフェンシブ株の企業は生活必需品やインフラを扱うため、業績が安定している企業が多いです。
そのため高配当銘柄が多いです。

これは成熟した企業である反面、爆発的な成長も考えにくいことから投資家人気も限られることで配当を高く設定しているためです。

業績が安定しているためキャピタルゲイン(値上がり益)は得にくい反面、インカムゲイン(配当益)は得やすく、ローリスク・ローリターンの傾向があります。

景気敏感株と合わせるとリスク分散にもなります。

ただし、ローリスクと言えども下がるリスクはあるため注意は必要です。

東京電力は代表的なディフェンシブ株ですが、東日本震災時には株価が暴落しています。

まとめ

最後に、景気敏感株/ディフェンシブ株の株式投資の特徴をもう1度まとめます。

景気敏感株
・企業活動のインフラとなる材料を製造するBtoB企業に多い
・取り扱う商品単価の高い企業に多い
・景気に左右され大幅な値動きがあるためキャピタルゲイン(値上がり益)が見込める
ハイリスク・ハイリターン

ディフェンシブ株
・生活必需品を扱うBtoC企業に多い
・取り扱う商品単価の低い企業に多い
・業績が安定している企業が多くインカムゲイン(配当益)が見込める
ローリスク・ローリターン

ぽも
ぽも

景気敏感株/ディフェンシブ株の特徴を理解すれば

よりリスク分散された銘柄選びができて裕福な生活に近づくぽも
どど族の芋農家の手伝いからも解放されるぽも

どど
どど

どの企業がどっちに分類されるかは継続的に気にする必要があるどんね、、
それはそうと、芋の手伝いは末永くお願いしたいどん、、

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